引きこもりはなぜ多いのか
8050問題とはなんのことかわかりますか。不登校や引きこもりの当事者と親が高齢化している状況を指します。引きこもり本人が50代、親が80代になっている、そういう親子が大勢いるのです。引きこもり親子の引きこもっている期間は、ちょうど1991年のバブル崩壊から今日にいたるまでの時期と一致します。デフレが長引き非正規雇用が増え、若者が自立しにくくなった時代です。
1990年代はちょうど心の時代とも言われ、不登校児には登校刺激を与えないこと、また、本人が動き出すまで待つことが適切な対応だと信じられた時代です。でもそのようにして待っていた結果が、引きこもりを放置してしまうことにつながり、引きこもりが長引くことになってしまったのではないかと、私たちは考えています。
今は不登校や引きこもりの子供には、親や支援者が丁寧に対話を働きかけていくことが、求めらえています。特に、発達障害を原因とした引きこもりの場合、待っていても改善しません。
そして大人の引きこもりに対しても今からでも適切に対話をしていくことで改善する可能性が高まります。
そのような対応を私たちとともしませんか。