いじめを解決する方法

現在いじめ被害に合っている人はいますか。

最近心理学ではいじめ被害を受けた人は、トラウマレベルでメンタルにダメージをうけるので、あとあとの人生に大きな影響が出るとされています。だから、いじめは絶対に許されないのです。

現在進行形でいじめ被害にあっている本人や親御さんたち。まず今のいじめ被害を改善しませんか。そのための方法について、私たちは相談に応じます。

今いじめ防止対策推進法が制定され、この法律では被害者に徹底的に寄り添って学校はいじめ解消をめざすことがうたわれています。

よくいじめ相談をすると、先生から「君にもいじめを受けるような原因がある」とか言われるケースがありますが、そのようなことは絶対言ってはいけないのです。

あるいは、先生たちが加害者を指導して結果として加害者側から先生に告げ口したと言われ、いじめがさらに悪化するということもあります。いじめ加害者指導は、必ず本人、保護者の了解を得てから行う。その場合も、加害者を直接指導する方法以外に、加害者にいじめの話をせず他の話題で指導することでけん制する方法、加害者側を直接指導せず加害者の属する学級、学年など全体に「いじめを許さない」という指導をしていく方法等などがあります。

これらの方法では、被害者から相談に基づいて動いていることをごまかすことができるので、告げ口したと言われて、状況が悪化することはありません。一方でこうした間接的な加害者指導も有効性があります。

このようないじめ解消の方法があるのに、学校によってはそれらの方法を知らないところがあります。私たちは時にはケースワーク的な動きとしてお子さんのいる学校に働きかけることもできます。

2021年06月20日